成人部門には、通所事業所である「生活介護事業エンゼルハート」、「就労継続支援B型事業ありす」、「就労継続支援B型事業あかね」の3事業と、入所事業の「共同生活援助事業キャメロット」（コーンズ、アドニス）があります。それぞれでの新型コロナウイルス対策について特集しました。

●基本的な取り組み状況●

○各事業所の玄関をはじめ、各階、各作業現場にも消毒液ボトルを設置し、手指消毒を行ったうえで入館しています。本館1階にはハルモニア後援会から頂いたサーモカメラによる検温、マスク着用の徹底を行っています。通所時、帰宅時、昼食前後など生活の区切りごとに手洗いうがいや手指消毒を行っています。

○食事、歯磨き以外はマスク着用を徹底し、職員や利用者同士の距離感が近かったり、鼻マスクになっている場合は、正しくマスク着用ができるように声掛け、促しをしなが ら対応しています。汚れたら交換をしています。また、手すり、ドアノブ、机、いす、仕切りなど、不特定多数の人が触る場所の定期的な消毒を毎日行っています。

●活動内容●

○通所事業所の外出活動に関しては、当面の間中止としています。活発で楽しい日中活動を保障していくために、引き続き活動内容や方法の工夫をし、楽しく安全に通所を続けて頂けるよう努力しています。

○昼食や作業時など、机に座る時には全員が同じ方向や壁側を向き、対面にならないように配置しています。ありすでは、完全に個別ブースとし、仕切りを設置しました。自分の場所を固定する事で、感染予防の意識も高まっています。食事前後、作業前後に机の消毒を徹底しています。作業で使用する道具は、できるだけ共有を避け、共有する場合は使用前後に消毒しています。

○食事は出来る限り、黙食をし、喋ってしまう場合には都度声掛けをして対応を行っています。食べ終わり次第マスクを着用するようにしており、下膳や歯磨き場所への移動の際も着用するように徹底しています。左右の距離が近くならない工夫もしています。

○歯みがき支援

エンゼルハートの歯磨き支援において、水道前にパーテーションを置いて個室の空間を作り、一人ずつ行っています。職員はフェイスシールドに加えプラスチックグローブを着用し、一人終わったごとに新しいものに取り替えながら仕上げ磨きの支援を行っています。歯磨き待ちの利用者は、パーテーションの外で待機しています。歯磨き中に喋ったり、歯磨きをしながらウロウロしないように声掛け、見守りをしています。

○外部講師によるプログラムについて

各講師に行動履歴や体調確認のアンケートの提出、入館時の体温測定、アルコール消毒、マスク着用を徹底して頂き、活動を行っています。どのプログラムでも、換気を徹底しながら、利用者の人数を減らし、立ち位置も決め、対面や密を避けて行っている。手をつないだり、向かい合って踊ったり、歌ったりしないように講師とも相談をし、対応しています。

○送迎等、車両内での対策について エンゼルハートのドライブウォーキングでは、行き先は、志太榛原地域で人混みを避けられる場所を選んで行っています。出来る限り屋外へ出掛けるようにしていき、マスクの着用・消毒を徹底しています。車両内の対策として、アクリル板やビニルカーテンを設置しました。もちろん窓を置け、マスクを着け、無駄話をしない様に気をつけています。

○グループホーム　キャメロット（コーンズ、アドニス）でも、下記の点について取り組んでいます。 ・手洗い、消毒、マスク着用の徹底をしています。居室から出る際は必ずマスク を着用しています。 ・ホーム内でのソーシャルディスタンスの徹底をしています。 ・備品、ドアノブ等、朝・夕の建物内の消毒を行っています。 ・食事の配膳等の手伝いは中止しました。アドニス女性のみ利用者が調理しています。 ・5月中は、食事(朝・夕)は各自居室にて摂っています。 （共有スペースで食事していた時は、パーテーションを立て、黙食を徹底していました。） ・今は共有スペースの利用はしないで居室で過ごしてもらっています。 ・外部からの出入りは控えてもらうか一人での訪問をしてもらっています。 ・口腔ケアはフェイスガード、手袋を使用しています。 ・6月からの利用者会議は中止します。今後は状況を見て判断していきます。 ・飛沫防止パーテーションは準備してあり、必要に応じて使用しています。 ・洗面所へは一人で入り洗面台使用後は消毒をしています。